JK杯(3/17)決勝戦観戦メモ(白t黒鋼vsソーラーフレア)
2012年3月19日 趣味 コメント (6)(敬称略で記載します。ご了承ください)
JK杯@ホビーステーション仙台駅前店(12/03/17)
スタンダード 参加者34人、スイス五回戦+上位4名でシングルエリミ
決勝戦 白t黒≪鍛えられた鋼≫(harukana)vsソーラーフレア(夢魔ニア)
34人という参加人数を勝ち抜いたのは、一般的にいうトップメタとは異なる二つのデッキだった。
・一つは≪未練ある魂≫という闇の隆盛での最強カードをタッチした白t黒≪鍛えられた鋼≫。
・もう一つはメインの≪血統の切断≫と、フィニッシャーに≪ワームとぐろエンジン≫をチョイスしたのが特徴的なソーラーフレア。
★game1
先手後手を決めるために両者はダイスを投じる。先に振った夢魔ニアの出目は「1」。
「振らなくてもいいですよね?」と冗談を言いながら投じたharukanaの出目も「1」。
両者、苦笑。
改めて2個のダイスを振り直し「11」を出したharukanaは先攻を確保。
夢魔ニアは後手だが先にキープを宣言。harukanaも少し悩んでキープ。
harukanaの初動は≪大霊堂のスカージ≫。2ターン目に攻撃しライフを19-19とすると、もう1体の≪大霊堂のスカージ≫を2ペイ(17-19)で追加する。
土地を置くのみの夢魔ニアに対し、harukanaは2体で攻撃しライフを19-17とした後にキーカード≪未練ある魂≫をキャスト。これが通りクロックは4点に。
返しでも土地を置くのみの夢魔ニア。harukanaは予告通り4点を刻みライフは21-13となる。≪審判の日≫を見越し何もせずターンエンド。
夢魔ニアは土地を置くと、このゲーム初めての呪文≪審判の日≫を予定調和的にキャスト。一時的にharukanaのクロックは0となるが、墓地には≪未練ある魂≫が残っており安心はできない。
≪審判の日≫を見越していたharukanaは、当然ながら墓地の≪未練ある魂≫と≪メムナイト≫→≪きらめく鷹≫を追加し≪墨蛾の生息地≫で攻撃する。これで21-13(毒1)。≪きらめく鷹≫で手札に戻した≪メムナイト≫はキャストせずターンエンド。
4点クロックを流したはずなのにまた4点クロックを作られてしまった夢魔ニアは、渋々≪審判の日≫の2枚目をキャスト。
しかし、harukanaの手札にはもう1枚≪未練ある魂≫があった。返しでこれを表裏と、温存していた≪メムナイト≫を追加し5点クロックを作り上げターンエンド。
これには夢魔ニアも苦しそうにつぶやく。
「まいったな」
「今『まいった』って言いましたよね? じゃあ投了してください」
夢魔ニアは無視して自分のターンを迎え、ドローする。しかしこれまで5ターン伸ばしてきた土地がついに止まってしまう。
手札には≪大修道士、エリシュ・ノーン≫があり、これを出すまでなんとか粘らなくてはならないというのに。
やむなしと≪幻影の像≫でスピリットトークンをコピー、≪忘却の輪≫で≪メムナイト≫を隠し、少しでもクロックを下げるためにタップアウトでターンを終了する。
攻め込みたいharukanaはここで≪墨蛾の生息地≫も合わせて全軍で攻撃。スピリットと≪幻影の像≫が相討ちとなりライフは21-10(毒2)。≪メムナイト≫をキャストしクロックを絶やさずターンを返す。
ここで6枚目の土地を引き込んだ夢魔ニアは手札から≪堀葬の儀式≫をキャストし≪幻影の像≫を釣り上げ、スピリットトークンをコピーする。すべては≪大修道士、エリシュ・ノーン≫のため。
土地を引かれる前になんとかしたいharukanaは、ここでも≪墨蛾の生息地≫と合わせて全軍で攻撃。≪メムナイト≫が≪幻影の像≫と相討ちしライフは21-7(毒3)。
土地を引きたい夢魔ニアだが、ここで引くことはできず、ドローゴー。返しのアタックを受けライフは21-4(毒3)。harukanaは≪起源の呪文爆弾≫をキャストしターンを返す。
harukanaのターンエンド時に夢魔ニアは≪熟慮≫を表裏でキャスト。土地を探しているようだが、2枚のカードを引いてもなお、その表情は冴えない。
結局、自分のターンのドローでも土地を引けなかった夢魔ニアは≪熟慮≫で引き当てた≪ワームとぐろエンジン≫をキャストし、タップアウトでターンを返す。
harukanaは夢魔ニアのターンエンド時に≪起源の呪文爆弾≫を起動しトークンと1ドロー。≪急送≫などの単体除去でちょうど削り切れる算段だ。
しかし、harukanaは≪急送≫を持っていなかった。≪起源の呪文爆弾≫キャストから即起動でドローするも、回答を引けない。
夢魔ニアの墓地には≪幻影の像≫と≪堀葬の儀式≫があり、返しのターンでコピーされてしまう。少考ののち≪オパールのモックス≫、≪鍛えられた鋼≫と展開し≪墨蛾の生息地≫とスピリットで攻撃。これでライフは21-1(毒7)となる。
返しのターン、土地を引き当てた夢魔ニアは≪ワームとぐろエンジン≫で攻撃。スルーされライフは15-7(毒7)となる。このままでは≪墨蛾の生息地≫で毒死してしまうため≪大修道士、エリシュ・ノーン≫ではなく≪堀葬の儀式≫を手札から撃ち≪幻影の像≫を釣り上げ≪ワームとぐろエンジン≫をコピー。≪幽霊街≫と≪水没した地下墓地≫を立ててターンを返した。
harukanaはスピリット3体と≪墨蛾の生息地≫で攻撃するも≪墨蛾の生息地≫は≪幽霊街≫で破壊され15-4(毒7)。≪きらめく鷹の偶像≫を追加するが――そのカードの前には無力だった。
≪大修道士、エリシュ・ノーン≫
ついに解き放たれた法務官のバックアップを受けた8/8のワーム2体が攻撃し、ライフが7-20と逆転してしまうと、harukanaは次のゲームのことを考えるためにサイドボードに手をかけるしかなかった。
harukana 0-1 夢魔ニア
★game2
両者キープ。初動はharukanaの2ターン目。≪オパールのモックス≫から≪きらめく鷹≫、≪起源の呪文爆弾≫と1ターンに3枚の呪文を唱える。
3ターン目には≪きらめく鷹≫で攻撃(20-18)後≪鍛えられた鋼≫を出そうとするが、これにはノータイムで≪マナ漏出≫。
4ターン目の攻撃(20-16)後には≪きらめく鷹の偶像≫≪オパールのモックス≫からもう1体≪きらめく鷹の偶像≫を戦場に加えた。この≪きらめく鷹の偶像≫はコントロールにとっては対処が難しい。
夢魔ニアは、harukanaの4ターン目の終了時に≪禁忌の錬金術≫を唱え、選ばれなかった≪孤立した礼拝堂≫≪禁忌の錬金術≫≪死の支配の呪い≫を墓地に落とす。
……≪死の支配の呪い≫? これが落ちていることに不穏な空気を感じずにはいられない。
後攻の4ターン目、夢魔ニアは≪闇滑りの岸≫をタップインで出すと≪漸増爆弾≫を場に出す。これで2体の≪きらめく鷹の偶像≫をけん制。
harukanaは気にせず都合3枚の≪鷹≫で攻撃しライフを20-10とする。ターンエンド時に夢魔ニアは≪漸増爆弾≫にカウンターを1つ溜める。
そして後攻5ターン目、満を持して登場する≪死の支配の呪い≫。そう≪禁忌の錬金術≫を唱えた時点で既に手札にあったのである。
こうなると6点のクロックが一気に半減する。夢魔ニアのターンエンド時に、harukanaは置いてあった≪起源の呪文爆弾≫を起動し、マイアはすぐに死んでしまったがドローを進め回答を探す。
ここで≪鍛えられた鋼≫を引ければ、一気にクロックを7点まで引き上げることができる。
しかし、有効牌を引くことはできず、結局≪メムナイト≫を即死キャストから≪きらめく鷹の偶像≫2体をクリーチャー化し3体の≪鷹≫で攻撃するのみ。ライフは20-7。
夢魔ニアはターンエンド時に冷静に≪漸増爆弾≫に2つ目のカウンターを置くと、返しのターンで≪忘却の輪≫を置き≪きらめく鷹≫を追放する。
返しのターン、ドローゴーするのみのharukanaに対し≪漸増爆弾≫を起爆して≪きらめく鷹の偶像≫を流しクロックを0とすると――
≪ワームとぐろエンジン≫が着地する。
≪死の支配の呪い≫が刺さり何もできないharukanaは、ドローを確認すると投了の意を示した。
harukana 0-2 夢魔ニア
JK杯@ホビーステーション仙台駅前店(12/03/17)
スタンダード 参加者34人、スイス五回戦+上位4名でシングルエリミ
決勝戦 白t黒≪鍛えられた鋼≫(harukana)vsソーラーフレア(夢魔ニア)
34人という参加人数を勝ち抜いたのは、一般的にいうトップメタとは異なる二つのデッキだった。
・一つは≪未練ある魂≫という闇の隆盛での最強カードをタッチした白t黒≪鍛えられた鋼≫。
・もう一つはメインの≪血統の切断≫と、フィニッシャーに≪ワームとぐろエンジン≫をチョイスしたのが特徴的なソーラーフレア。
★game1
先手後手を決めるために両者はダイスを投じる。先に振った夢魔ニアの出目は「1」。
「振らなくてもいいですよね?」と冗談を言いながら投じたharukanaの出目も「1」。
両者、苦笑。
改めて2個のダイスを振り直し「11」を出したharukanaは先攻を確保。
夢魔ニアは後手だが先にキープを宣言。harukanaも少し悩んでキープ。
harukanaの初動は≪大霊堂のスカージ≫。2ターン目に攻撃しライフを19-19とすると、もう1体の≪大霊堂のスカージ≫を2ペイ(17-19)で追加する。
土地を置くのみの夢魔ニアに対し、harukanaは2体で攻撃しライフを19-17とした後にキーカード≪未練ある魂≫をキャスト。これが通りクロックは4点に。
返しでも土地を置くのみの夢魔ニア。harukanaは予告通り4点を刻みライフは21-13となる。≪審判の日≫を見越し何もせずターンエンド。
夢魔ニアは土地を置くと、このゲーム初めての呪文≪審判の日≫を予定調和的にキャスト。一時的にharukanaのクロックは0となるが、墓地には≪未練ある魂≫が残っており安心はできない。
≪審判の日≫を見越していたharukanaは、当然ながら墓地の≪未練ある魂≫と≪メムナイト≫→≪きらめく鷹≫を追加し≪墨蛾の生息地≫で攻撃する。これで21-13(毒1)。≪きらめく鷹≫で手札に戻した≪メムナイト≫はキャストせずターンエンド。
4点クロックを流したはずなのにまた4点クロックを作られてしまった夢魔ニアは、渋々≪審判の日≫の2枚目をキャスト。
しかし、harukanaの手札にはもう1枚≪未練ある魂≫があった。返しでこれを表裏と、温存していた≪メムナイト≫を追加し5点クロックを作り上げターンエンド。
これには夢魔ニアも苦しそうにつぶやく。
「まいったな」
「今『まいった』って言いましたよね? じゃあ投了してください」
夢魔ニアは無視して自分のターンを迎え、ドローする。しかしこれまで5ターン伸ばしてきた土地がついに止まってしまう。
手札には≪大修道士、エリシュ・ノーン≫があり、これを出すまでなんとか粘らなくてはならないというのに。
やむなしと≪幻影の像≫でスピリットトークンをコピー、≪忘却の輪≫で≪メムナイト≫を隠し、少しでもクロックを下げるためにタップアウトでターンを終了する。
攻め込みたいharukanaはここで≪墨蛾の生息地≫も合わせて全軍で攻撃。スピリットと≪幻影の像≫が相討ちとなりライフは21-10(毒2)。≪メムナイト≫をキャストしクロックを絶やさずターンを返す。
ここで6枚目の土地を引き込んだ夢魔ニアは手札から≪堀葬の儀式≫をキャストし≪幻影の像≫を釣り上げ、スピリットトークンをコピーする。すべては≪大修道士、エリシュ・ノーン≫のため。
土地を引かれる前になんとかしたいharukanaは、ここでも≪墨蛾の生息地≫と合わせて全軍で攻撃。≪メムナイト≫が≪幻影の像≫と相討ちしライフは21-7(毒3)。
土地を引きたい夢魔ニアだが、ここで引くことはできず、ドローゴー。返しのアタックを受けライフは21-4(毒3)。harukanaは≪起源の呪文爆弾≫をキャストしターンを返す。
harukanaのターンエンド時に夢魔ニアは≪熟慮≫を表裏でキャスト。土地を探しているようだが、2枚のカードを引いてもなお、その表情は冴えない。
結局、自分のターンのドローでも土地を引けなかった夢魔ニアは≪熟慮≫で引き当てた≪ワームとぐろエンジン≫をキャストし、タップアウトでターンを返す。
harukanaは夢魔ニアのターンエンド時に≪起源の呪文爆弾≫を起動しトークンと1ドロー。≪急送≫などの単体除去でちょうど削り切れる算段だ。
しかし、harukanaは≪急送≫を持っていなかった。≪起源の呪文爆弾≫キャストから即起動でドローするも、回答を引けない。
夢魔ニアの墓地には≪幻影の像≫と≪堀葬の儀式≫があり、返しのターンでコピーされてしまう。少考ののち≪オパールのモックス≫、≪鍛えられた鋼≫と展開し≪墨蛾の生息地≫とスピリットで攻撃。これでライフは21-1(毒7)となる。
返しのターン、土地を引き当てた夢魔ニアは≪ワームとぐろエンジン≫で攻撃。スルーされライフは15-7(毒7)となる。このままでは≪墨蛾の生息地≫で毒死してしまうため≪大修道士、エリシュ・ノーン≫ではなく≪堀葬の儀式≫を手札から撃ち≪幻影の像≫を釣り上げ≪ワームとぐろエンジン≫をコピー。≪幽霊街≫と≪水没した地下墓地≫を立ててターンを返した。
harukanaはスピリット3体と≪墨蛾の生息地≫で攻撃するも≪墨蛾の生息地≫は≪幽霊街≫で破壊され15-4(毒7)。≪きらめく鷹の偶像≫を追加するが――そのカードの前には無力だった。
≪大修道士、エリシュ・ノーン≫
ついに解き放たれた法務官のバックアップを受けた8/8のワーム2体が攻撃し、ライフが7-20と逆転してしまうと、harukanaは次のゲームのことを考えるためにサイドボードに手をかけるしかなかった。
harukana 0-1 夢魔ニア
★game2
両者キープ。初動はharukanaの2ターン目。≪オパールのモックス≫から≪きらめく鷹≫、≪起源の呪文爆弾≫と1ターンに3枚の呪文を唱える。
3ターン目には≪きらめく鷹≫で攻撃(20-18)後≪鍛えられた鋼≫を出そうとするが、これにはノータイムで≪マナ漏出≫。
4ターン目の攻撃(20-16)後には≪きらめく鷹の偶像≫≪オパールのモックス≫からもう1体≪きらめく鷹の偶像≫を戦場に加えた。この≪きらめく鷹の偶像≫はコントロールにとっては対処が難しい。
夢魔ニアは、harukanaの4ターン目の終了時に≪禁忌の錬金術≫を唱え、選ばれなかった≪孤立した礼拝堂≫≪禁忌の錬金術≫≪死の支配の呪い≫を墓地に落とす。
……≪死の支配の呪い≫? これが落ちていることに不穏な空気を感じずにはいられない。
後攻の4ターン目、夢魔ニアは≪闇滑りの岸≫をタップインで出すと≪漸増爆弾≫を場に出す。これで2体の≪きらめく鷹の偶像≫をけん制。
harukanaは気にせず都合3枚の≪鷹≫で攻撃しライフを20-10とする。ターンエンド時に夢魔ニアは≪漸増爆弾≫にカウンターを1つ溜める。
そして後攻5ターン目、満を持して登場する≪死の支配の呪い≫。そう≪禁忌の錬金術≫を唱えた時点で既に手札にあったのである。
こうなると6点のクロックが一気に半減する。夢魔ニアのターンエンド時に、harukanaは置いてあった≪起源の呪文爆弾≫を起動し、マイアはすぐに死んでしまったがドローを進め回答を探す。
ここで≪鍛えられた鋼≫を引ければ、一気にクロックを7点まで引き上げることができる。
しかし、有効牌を引くことはできず、結局≪メムナイト≫を即死キャストから≪きらめく鷹の偶像≫2体をクリーチャー化し3体の≪鷹≫で攻撃するのみ。ライフは20-7。
夢魔ニアはターンエンド時に冷静に≪漸増爆弾≫に2つ目のカウンターを置くと、返しのターンで≪忘却の輪≫を置き≪きらめく鷹≫を追放する。
返しのターン、ドローゴーするのみのharukanaに対し≪漸増爆弾≫を起爆して≪きらめく鷹の偶像≫を流しクロックを0とすると――
≪ワームとぐろエンジン≫が着地する。
≪死の支配の呪い≫が刺さり何もできないharukanaは、ドローを確認すると投了の意を示した。
harukana 0-2 夢魔ニア
コメント
思ってたより詳細な記事で凄い嬉しい。
今度はお互いに書いてもらう側にいよう。
文才が素敵^p^
ごちそうさまでした!
カバレッジあざーっす。お疲れさんでした。
いまさらながら土曜おつかれさまですた。
俺も書いてもらえるようになりたいっす。勝ちてぇんだ。
優勝おめでしたー。勝ちてぇんだ。
>まちょ@大尉さん
そんなこと言われると五城楼杯でも書きたくなっちゃうじゃないですかー
あまりつけあがらせない方がいいですよー
>harukana@白マナ兄貴さん
対戦中にまいったと言ってはいけない(戒め)
お体にはお気をつけて。
>かにたまさん
ありがとうございます。五城楼で会いましょう?
>VMさん
ありがとうございます。VMさんなら勝てると思います!